切削液で起こる手荒れの原因

今の時代流通している切削液は安全基準をクリアしているものがほとんどであり、その含有成分そのものに人体にとって有害な物質はあまりありません。
しかし、現実問題として切削作業中に切削液が原因で手荒れを起こす人も少なくありません。
その原因の多くは、油分にさらされて汗腺などがふさがってしまうことによるもの、アルカリ性の高い切削液のせいで皮脂が過剰に流されてしまうもの、そして物理的な衝撃で傷ができ、細菌などに感染してしまうこと、といったものが多いでしょう。
つまり、切削液に含まれている化学的な薬品が原因というよりも、油分を含有している切削液だからこその根本的な理由でもあるのです。
これらの原因を踏まえたうえで、手荒れを予防するためにはどのような対策を取ればいいのかを考える必要があるでしょう。

切削液で起こる手荒れの予防について

手荒れ予防としては、職場全体で取り組むものと、作業者個人で心がけることの二種類があります。
まず職場全体で取り組むものとしては、工場内の清掃です。
工場内が汚れている状況では、細菌が繁殖しやすい環境となりますし、物理的なキズの原因ともなりうる飛沫が飛散することになります。
また、清掃をおろそかにすることによって、製品そのものにも悪影響が出る恐れも否定できません。
ですから、まずは清掃をしっかりすることにより、職場全体での風土を作り上げていくことが重要でしょう。
そして作業者個人が行うものとしては、こまめな手指の洗浄、そして保護クリームの使用が挙げられます。
一回の作業では悪影響がなくとも、複数回作業することにより、汗腺が油でふさがってしまったり、手荒れになってしまうものです。
面倒くさいと思う人もいるかもしれませんが、作業の区切りごとにしっかりと手指を洗い余計な切削液を落とすとともに、ワセリンや市販のハンドクリームなどを使い、皮膚を保護することが必要になります。